三題噺で小説のトレーニングをしよう【初心者向け小説の書き方】

小説の書き方

こんにちわ、新庭(@araniwakon)です。

今日は三題噺で小説のトレーニングをしようというお話です。

小説を書き慣れていない初心者の方は、三題噺をおすすめします。

三題噺とは

三題噺は、三つのお題を使って物語を作るものをいいます。

元々は落語で、客席から三つのお題を出してもらい、即興で演じたものらしいです。

この三題噺ですが、就職活動の試験でも採用されてるくらいオーソドックスなものです。

私もかつて、とある出版社の就職活動をしていた時、筆記試験で三題噺が出たことがあります。

三題噺でトレーニングとは?

三題噺は、ランダムなお題を使います。

自分の思ってもなかった単語を使うことになります。

だからこそ、トレーニングになります

小説は自分の好きな物を書きがちです。

そのため、自分では思いつかないようなお題を使うことで、想像力や表現力に幅を広げられます

また、短い枚数、制限時間ありといった条件を作ると、構成力も鍛えられます

お題の選び方

じゃあ、どうやってお題を選ぶの?」という方。

方法は複数ありますが、ここでは新庭がよくやっている方法を記載いたします。

ネットに頼る

三題噺と検索すると、お題を生成してくれるサイトがあります。

そのサイトで自動生成してもらうと良いでしょう。

誰かにお題を出してもらう

友達など周りの人に「適当に三つの単語を言って」とお願いしましょう。

自分では思いつかない単語を出してくれると思いますよ。

あなたに創作友達がいるのでしたら、お互いにお題を出し合うのもいいでしょう。

適当に辞書を開く

辞書を適当に開き、指さして決めてもいいと思います。

言葉の意味も書いてますし、一石二鳥じゃないでしょうか。

聞いたこともないような単語に当たったら、ある意味ラッキーでしょう。

知識が増え、創作の幅が広がります。

三題噺を書いてみよう

ではさっそく、三題噺を書いてみましょう。

お題を出す

ここでは、試しにネット上にあるサイトで、お題を三つ出してみます。

  • 図書室
  • ポケットティッシュ
  • コーラ

はい、これが今回のお題です。

この三つを作中に使って、小説を書きます。作中に登場させることが肝です。

単語を組み合わる

今回の三つを、頭の中で色々と組み合わせてみましょう。

たとえば、

  • 図書室にて、本にコーラをこぼし、ポケットティッシュで拭いた
  • 図書室にて、山崎ナオコーラの小説を開くとポケットティッシュが挟まっていた
  • 図書室にて、花粉症の生徒にポケットティッシュをあげたらコーラをもらった
  • 図書室にて、コーラマークのついたポケットティッシュケースを拾った

こういった風に、どんどん言葉を組み合わせて考えていきます。

ワンセンテンスで物語の軸を考えます。

ワンセンテンスについては、こちらの記事でまとめています。

起承転結を考える

良いと思えるワンセンテンスを思いついたら、起承転結を考えます。

起承転結については、こちらの記事でまとめています。

起承転結は物語の基本ですので、これをベースに考える癖があった方がいいと思います。

文字数は1200字程度

文字数は、原稿用紙3枚程度でしょうか。

掌編ですね。

それくらいで書いてみるのが良いです。

短い中で、即興力を培うトレーニングですので。

掌編については、こちらの記事でまとめています。

時間は30分~1時間

三題噺はもともと即興のものです。

制限時間を設けることで、瞬発力が養われます。

だらだら書くよりも、さくっと思いついた話を書くのが良いです。

30分を目安に、多くて1時間で書いてください。

「数をこなす」とはよく言ったものです。

書けたら読んでもらおう

三題噺を完成させることができましたでしょうか。

書けたら、それを誰かに読んでもらい、意見をもらいましょう。

小説は読んでもらい、意見をもらうのが上達の近道です。

身近に読んでくれる人がいない場合、小説サイトに投稿するのも良いでしょう。

終わりに

三題噺は、あくまでトレーニングだと思ったらいいです。

  • 自分では思いつかないお題で脳に刺激を与える
  • 複数のお題を組み合わせる想像力を鍛える
  • 少ない枚数と短い時間でまとめる構成力を鍛える

これらを目標として、やってみるのが良いです。

三題噺は誰かと一緒にやるのが楽しいので、友達を誘ってやってみるのはいかがでしょうか。

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