こんにちわ、新庭(@araniwakon)です。
今日は、起承転結を理解してみようというお話です。
桃太郎を書いてみようの記事でも少し登場しましたが、物語を作る基本的な考えとして、起承転結、序破急、三幕構成といったものがあります。
その中でも、もっとも言葉として普及されているのが起承転結です。
わかりやすい起承転結として、4コママンガが挙げられます。4コママンガは基本的に起承転結で描かれているのではないでしょうか。
物語は四つに分けることで、シンプルにわかりやすくなります。
みなさんも、まずは起承転結で考えてみることをおすすめします。
起承転結ってどういうもの?
起承転結は、物語の設計図と思ってください。
物語は、当然ながら、話が始まって終わります。
しかし、物語を面白くするためには、たくさん必要なものがあります。
例えば、下記の四つですね。
・世界観の紹介
・目的に向けて主人公が動き出す
・クライマックス、盛り上がり
・オチ
これら必要なものを最低限にまとめたのが、起承転結なのです。
起承転結の書き方
「じゃあ、どうやって起承転結を考えればいいの?」
そんな方のために、新庭流・起承転結をご説明いたします。
これを参考に、色んな作品の起承転結を書いてみるのも、勉強になると思いますよ。
<起>世界観を説明しよう
<起>とは物語の始まりになります。
ここで登場人物、キャラクターたちが出てきて、世界観を説明します。
桃太郎だと「川から流れきた桃から、赤ん坊が生まれ、桃太郎と名付けられる」ですね。
メインキャラ、世界観を説明できています。
・キャラクターが登場
・どういう世界・舞台なのか
それを意識するようにしてください。
そして次に、物語を動かします。
<承>物語を動かそう
<承>で、物語は動き出します。
物語が動くというのはすなわち、目的のために主人公が行動するということです。
桃太郎だと「桃太郎は鬼を退治するために、イヌ、サル、キジとともに鬼ヶ島に向かう」です。
桃太郎が自分の意思で、鬼退治に向かいます。
主人公が目的のために動いていますね。
主人公には目的を持たせましょう。
これは物語を作るにおいて、とても大事なことです。
<転>クライマックスへ向かおう
<転>に関しては、オチに向けて盛り上がる部分と思っていていいかと思います。
一番の盛り上がりを見せるところになります。
桃太郎だと「桃太郎とイヌ、サル、キジが鬼ヶ島で、鬼を退治する」ですね。
主人公が悪役を倒すところが一番盛り上がるところですね。
クライマックス、最高潮にしてください。
そして最後に<結>です。
<結>オチを書こう
<結>は物語のオチですね。
物語が最後にどうなるのか、という部分です。
「鬼を退治して金銀財宝を持ち帰ってめでたしめでたし」が桃太郎のオチになります。
主人公の目的が達成された瞬間ですね。
最後に
そういったわけで、起承転結について書かせていただきました。
もちろん、起承転結だけで物語をすべて説明できるわけではないのですが、基礎となる考え方になります。
まずは、起承転結を作って、小説を書いてみるのはいかがでしょうか。
今まで読んだ小説や映画、マンガを起承転結にまとめるだけでも、構成の勉強になります。
ぜひ、やってみてください。
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