こんにちわ、新庭(@araniwakon)です
物語は「どんな物語なのか?」と同様に「誰の物語なのか?」が大事です。
そこで本記事では、魅力的な主人公の簡単な作り方を記載します。
主人公とは
主人公とは、物語の主役である登場人物です。
主人公が中心となり、物語が進んでいきます。
読者は、小説を読んでいる時、主人公に引きつけられます。
自分を主人公に投影し、ストーリーを見て、共感します。
そのため物語は、主人公が最も大事といっても過言ではありません。
読み手は登場人物に共感する
物語を読むとき、読者が注目するのは「何が起きているのか?」ではありません。
「誰に起きているのか?」です。
ストーリーはもちろん重要です。
ですが、思い出してください。
マンガでも小説でも映画でも構いません。
あなたの好きな物語は、キャラクターが魅力的でしょう。
そのキャラクターが好きだから、続きを見たいと思うでしょう。
魅力的なキャラクターを通すことで、ストーリーが何倍も面白くなります。
そして、主人公は、読者にとって一番近いキャラクターなのです。
読み手に主人公を好きになってもらう
物語は主人公が大事です。
だからこそ、魅力的な主人公を作る必要があります。
主人公が読者に好かれれば、ストーリーを追いかけてくれます。
読者は、好きになった主人公の物語を読みたいからです。
主人公を作る5つの方法
「じゃあ、どうやったら魅力的な主人公が作れるのか?」
新庭の考えた簡単に主人公を作れる5つの方法をご紹介します。
目的を持たせる
主人公には、目的を持たせましょう。
どんな物語にも、主人公に目的があります。
目的を達成するために、主人公が行動するのです。
最近の少年ジャンプで面白い連載陣ですと、主人公の目的はこれらでしょうか。
- 鬼のボスを倒す:鬼滅の刃
- 科学で人類を救う:Dr.Stone
- 悪魔を倒す:チェンソーマン
目的を持たせることで、ゴールが明確になり、読者も物語に入りやすいというメリットがあります。
目的については【物語の主人公に目的が必要な理由】で紹介しています。
目的に動機を持たせる
目的に対する動機も、重要です。
「なぜ、その目的を達成しないといけないのか」は、非常に重要です。
これがブレると「別にその目的じゃなくてもいいのでは?」となり、ストーリーがブレてしまいます。
先ほど挙げた例を元に、動機が何なのかを記載します。
- 鬼のボスを倒す → 家族を鬼に殺された仇を討つ、鬼に殺される人をなくしたいから
- 科学で人類を救う → 世界中の人が石になってしまい、全人類を救うため
- 悪魔を倒す → ご飯をいっぱい食べれるのと、好きな人を抱きたいから
目的には動機が必要です。
この動機が魅力的だと、主人公が魅力的にうつります。
目的に失敗したら、大事なものを失うようにする
目的に失敗すると、主人公が何か失う(または失った状態のまま)とすれば、主人公は死に物狂いで目的を達成しようとします。
- 鬼のボスを倒す → 失敗すると、自分も、周りの人たちも殺される
- 科学で人類を救う → 失敗すると、人類は石になったまま
- 悪魔を倒す → 失敗すると、殺される
必死に目的を達成しようとする主人公は、魅力的にうつります。
詳しくは、主人公をピンチにさせるべきという記事で解説しています。
物語の中で成長する
作中で、主人公は成長させましょう。
物語では、主人公だけではなく、キャラクターたちが成長するのを見るのはとても面白いです。
- 鬼滅の刃 → 新しい技を覚えたりして強くなっていく
- Dr.Stone → 科学で様々なアイテムを作成し、技術力が上がっていく
- チェンソーマン → 自分に人の心があるのかと考えるようになる
成長とは、肉体的に強くなるだけではありません。
考え方や、心が強くなるというのも、キャラクターの成長の醍醐味です。
ストーリーを通じて、主人公は成長させてください。
好きを作る
主人公が「好きなもの」を作ってください。
好物だったり、好きな人だったり、趣味でも何でも構いません。
その主人公に、好きなものがあるだけで、魅力的に感じます。
自分の好きなキャラクターを思い浮かべてください。
そのキャラの好きなものは何ですか?
すぐに浮かぶでしょうか。
大事にしているもの、でもいいです。
主人公にとって、譲れないものだったり、そのために生きている、というものです。
好きというのは、目的にも繋がります。
ついでに、苦手なものも作れば、さらに魅力的になりますので、検討ください。
終わりに
物語を作るとき、ストーリーや設定にすごい時間かける方が多いかと思います。
ですが、主人公には、それ以上に時間をかけるべきです。
主人公を好きになってもらえれば、読者はついてきてくれます。
世の中の二次創作は、その結果ではないでしょうか。
魅力的な登場人物を作り、読者を喜ばせてあげてください。
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