こんにちわ、新庭（@araniwakon)です。
本記事では、物語の主人公に目的が必要な理由を記載します。
魅力的な主人公の作り方の記事では、主人公に目的を持たせるのが良いと書きました。
なぜ、主人公には目的が必要なのでしょうか。
目的とは？
まず、目的とは何かを考えていきましょう。
目的とは、実現しようとしてめざす事柄をいいます。
「なりたい」「欲しい」「やりたい」といったものですね。
【目的の例】
- 小説家になりたい
- お金持ちになりたい
- 好きな人と恋人になりたい
誰もが目的を持って生きているのではないでしょうか。それが架空の人物だとしても。
主人公は目的を持っている
魅力的な主人公は目的を持っています。
あなたの好きな物語を思い浮かべてください。
主人公は、その目的に向かって進んでいるかと思います。
目的とは、物語のゴールです。
ゴールがあることで、ストーリーがぶれないというメリットもあります。
物語とは「主人公が目的を達成する」ものだということを頭においてください。
なぜ目的が必要なのか？
さきほど、物語とは主人公が目的を達成するものだと書きました。
もっと深く書くと、物語とは「主人公に対して問題が起こり、その対立を何とかする」ものです。
対立とは、敵や障害のことですね。
どんな物語も、何かを手に入れるための話になっているはずです。
何かを手に入れるために、問題を乗り越えるのです。
目的に対して、問題が生じるからこそ、刺激が発生します。
人は、物語に感情を刺激してもらうことを求めています。
読者はワクワクしたいんです。
主人公が必死にもがいて、障害を乗り越えようとするのを見るのが楽しいのです。
そのためには、手に入れたいもの――つまり目的がなければ、物語として成立しません。
そして最後に、目的を達成することで、カタルシスが得られます。
「やった！」と思うわけですね。
目的のない主人公には、読者は入り込めません。
読者は主人公目線となり、目標を一緒に達成した気持ちになりたいのです。
終わりに
目的を作ることで、たくさんのメリットがあります。
目的を作るだけで、ストーリーの大筋が決まります。キャラクターを好きなってもらうだけではなく、ストーリーがぶれません。目的に対立する敵を作り、それを乗り越えることで、読者をワクワクさせることができます。
主人公には、目的を持たせ、ゴールまで突っ走らせましょう。
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