こんにちわ、新庭(@araniwakon)です
今回はストーリーのジャンル「バディとの友情」についての話です。
ジャンルを意識することで、あなたの物語がとても良くなることをお約束します。
もし、あなたの作品が友情物や恋愛物だった場合、この記事を参考にしてみてください。
なお、ブレイクスナイダーの10のストーリージャンルについては、こちらの記事に書いています。
その中の「バディとの友情」について、焦点を当ててみます
バディとの友情(相棒愛)とは
映画以前のフィクションでは、主人公は一人で心のなかをつぶやくか、心理描写があるだけだった。でも<もし>主人公に話のできるバディ(相棒)がいたらどうだろう?
「SAVE THE CATの法則」ブレイク・シュナイダー フィルムアート社
主人公とバディ(相棒)とのストーリーです。
友情(愛情)は誰だって理解できる原始的な感情です。
どんな作品があるか
「バディとの友情」の例としては「タイタニック」「風と共に去りぬ」「美女と野獣」があげられています。
タイタニック
風と共に去りぬ
美女と野獣
3つのポイント<不完全な主人公><片割れ><複雑な事情>
ブレイクスナイダーが言うに「バディとの友情」というジャンルは、3つのポイントがあります。
それぞれについて解説していきます
<不完全な主人公>他者を得られなければ死ぬしかない
この「バディとの友情」は、不完全な主人公が、相棒と二人で完全になるというジャンルです。
そのため、主人公(とその相棒)には何か欠けているものがあります。
たとえばタイタニックでは、ローズ(ヒロイン)は親から言いつけられた政略結婚に絶望し、自殺しようとしたところでジャック(主人公)と出会います。
<片割れ>人生を完全にするための相棒
タイタニックでは、ローズはジャックに次第に惹かれていき、身分や境遇を超えて恋に落ちます。彼の存在が、彼女を生かすことになります。
パートナーとの出会いが、不完全から完全へと、人生を変えていきます。
<複雑な事情>バディたちを引き離しているもの
主人公たちの間には、複雑な事情が必要です。
タイタニックなら、沈みゆく船でしょう。物理的に、お互いが引き裂かれようとします。
もちろんそこには身分だったり、親の反対だったりと、そういった障害でも構いません。
障害があればあるほど、恋は燃え上がると、よく言われるものです。
まとめ
以上、ストーリーから見た10ジャンルの「バディとの友情」でした。
3つのポイントを意識して、作品を作ってみてください
ちなみにですが、今回の記事はこちらの本を参考にしております。
とても勉強になる本ですので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
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