こんにちわ、新庭(@araniwakon)です
今日も読書記録です。氷菓、愚者のエンドロールの感想は以前にも書かせていただきましたが、その続編のクドリャフカの順番を書いてみようと思います。
ちなみに私、米澤穂信作品が大好きなんですよね。
古典部シリーズと言われていますが、その三作目である「クドリャフカの順番」に関する感想等を書かせていただきます。
勢いで読んじゃいました。
「氷菓」「愚者のエンドロール」ときたら「クドリャフカの順番」を読むしかないですね。
結構前にkindleで安かったタイミングでまとめ買いしてましたので、。後書きにあったように、文庫本では英語で「welcome to KANYA festival」みたいな感じのことを書いてるんですよね。こういうのすごい好きです。
【簡単なあらすじ】
文化祭にて、古典部は文集「氷菓」を販売する予定だったが、作りすぎてしまう。部員がなんとかしようと文化祭を走り回っている間、学内では盗難事件が起きる。盗まれた先では、カードが残されている。ABC殺人事件を模倣したような盗難事件を利用し、主人公たちは文集の完売を目指す。
【読了時間】
約3時間
【読んだ感想】
このシリーズを初めて読んだのはもう十年前なのですが、その頃と今では大分感じ方が違うなあと思います。なんというか、主人公が結構きついですよね。目的のためには手段を選ばないようなところがあったりして。
この作品、視点が四人の登場人物で物語が進みます。個人的な好みですが、やはり折木と千反田が好きです。福部と伊原の目線はあんまりかなあ。主人公がずっと店番してるから複数視点で書かざるを得ない、というようなことを作者が言ってましたが。
途中でキャラクターがコスプレしてるんですが「フロル」ってキャラで「何それ」と思って調べたら「11人いる!」って作品で、思わずそれを買ってしまったくらいの影響力はありました。
文化祭を楽しみながら、謎を解きつつ、主人公達の問題を解決しようとする。
一番最後の閉め方がとてつもなく良いですね。すごい好みです。
現時点だと、氷菓>クドリャフカの順番>愚者のエンドロールって感じですね。遠回りする雛はこれから再読しますけど、昔読んだ時はすごい良かったって思い出があります。
【自分が感じた見所】
・青春してるなあ、という気持ちになれる
・どうやって問題解決するのかな、とワクワクできる
【こういう人におすすめしたい】
・人が死なないミステリを読みたい人
・青春を感じたい人
【この小説から学んだこと】
・「11人いる!」というマンガがあること
・アガサクリスティの代表作は「そして誰もいなくなった」「オリエント急行の殺人」「アクロイド殺し」「ABC殺人事件」。現時点で自分はアクロイド殺ししか読んだことがないですが、他もちゃんと読んでみようと思います。
【個人的な好み度】
★★★★☆
しかし、国内ミステリばっか読んでしまってますね。そろそろ海外ものに手を出すことにしますかね。
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