物語の主人公はピンチにさせるべき【初心者向け小説の書き方】

小説の書き方
新庭紺
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こんにちわ、新庭(@araniwakon)です

本記事では、物語の主人公をピンチにさせるべきという話をします。

ピンチについて理解することで、物語がぐっと面白くなること間違いありません。

みなさんも、ピンチを意識した作品作りをしてみてはいかがでしょうか。

ピンチとは生きるか死ぬか

ピンチって、具体的にどういうものですか……?

という疑問もあるでしょうから、ご説明いたします。

新庭紺
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簡単に言うと、生きるか死ぬかという状態のことです

ピンチ=危機とは、キャラクターが生きるか死ぬか、そういうものを言います。

極端に生きるか死ぬかと書きましたが、生死に限ったものではありません。

要は、主人公や登場人物たちが危機一髪な状態で「大事なものを失ってしまうかも」とするのです。

魅力的な主人公の作り方の記事では、主人公が目的を果たせなければ大事なものを失ってしまうようにするべきと書きました。これと関連した話となります。

  • 自分、もしくは大切な人が死ぬ
  • 好きな人に振られる
  • 大事なものが壊れる
  • 受験に失敗する
  • 世界が滅亡する
  • 全財産を失う

個人的には、

新庭紺
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このままだと、主人公が死んじゃうよ……

と思うくらいのピンチにした方が良いと考えます。

その方がシンプルでわかりやすいです。

なぜピンチが必要なのか

では、なぜピンチがあれば、面白くなるのでしょうか。

その理由を3つご紹介します。

読者の感情を揺さぶれる

物語は、読者の感情を揺さぶってこそです。

読み手は、感動を求めています。

そのため、読者の感情を常に揺さぶることを意識してください

その点、ピンチはとても使いやすい方法です。

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キャラクターが問題に直面することで、緊張感が生まれます

読者を緊張させてあげてください。

キャラクターの目的を描きやすい

キャラクターがピンチということは、それを乗り越えなければなりません。

乗り越えるための課題を整理し、順番にクリアしていくというストーリーが書けます。

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ピンチがあれば物語のアクセントにもなります

ピンチがあることで、物語に起伏が生まれます

問題が起こったことで、それを解決しようとキャラクターが動き出すからです。

そうなると、ゴールも明確です。

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ピンチを乗り越えることがゴールなんですね

乗り越えた先にカタルシスが得られる

カタルシスとは哲学用語なのですが、簡単に言うと「抑圧された感情が解放され、快感がもたらされる」ということです。

ピンチのキャラクターが、問題を解決します。

すると、もちろんキャラクターたちは目標をクリアし、達成感がうまれます。

すると、読者にとっても、快感がもたらされるのです。

新庭紺
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大きいピンチの方が、解放感がすごいです

ピンチの作り方

では、実際にピンチの作り方ですが、新庭が考えるポイントが3つありますので、ご紹介します。

新庭紺
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ピンチを作る参考にしてください

高い壁を作る

物語とは、主人公が苦難を乗り越えるものです。

簡単に乗り越えられない壁にしましょう。

新庭紺
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こんなの、乗り越えるの無理でしょ。ドキドキ……

その壁に向かって、キャラクターが試行錯誤し、乗り越えようとすることで、おもしろさが生まれます。

失敗すると死ぬ

大事なことなので、何度も書きます。

失敗すると、死ぬ(大事なものを失う)ようにしましょう

綱渡りのようなもので大丈夫です。

新庭紺
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失敗できないという緊張感がたまらない……

これ以上ない危機にするのが、最も盛り上がります。

ものすごく葛藤させる

ピンチに対して、ものすごい葛藤させてください。

葛藤とは、2つの意味で考えてください。

  • 人と人が、譲ることなく対立すること。
  • 自分の心の中で、どちらを選択しようかめちゃくちゃ迷うこと。

このどちらかです。

新庭紺
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要は、思い通りにいかないってことですね

例えばですが、こんな感じでしょうか。

  • 怪物に殺されそうで逃げたい。けど、逃げると好きな人が殺される。
  • 爆弾の赤色、青色の線のどちらかを切らなければ爆発する。どっちを切るか。

すんなりと思い通りにいくと、カタルシスが得られません。

キャラクターには、ものすごく悩ませてあげてください。

そして、対立する相手を作ってあげてください。

ピンチを乗り越えろ

作ったピンチをそのままにしてはおけません。

もちろん、キャラクターに乗り越えてもらう必要があります。

新庭紺
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新庭が意識してるやり方を紹介します

自力で乗り越えさせる

ピンチを乗り越えるのは、キャラクターたちの力でなければなりません。

キャラクター自身が決断し、行動する必要があります。

「なんとなく助かった」「たまたま助かった」というのは肩すかしになります。

新庭紺
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キャラが自分たちで頑張ったからこそ、盛り上がる!

キャラクターたちに頑張ってもらってください。

読者が予想しない方法で

読者は、わくわくを求めています。

そして、感情をかき乱されることを求めています。

そのため、さらに読者を楽しませるために、読者には気づかなかった方法で解決することを意識しましょう。

新庭紺
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そんな方法、思いつかなかった!

そうすると読者はめちゃくちゃ喜びます。

最後に

物語というのは、主人公が困難を乗り越えるものです。

その困難を乗り越える過程、結果によって、読者の感情は大きく揺さぶられます。

みなさんも、読者の感情をぐちゃぐちゃにすることを意識して、物語を作ってみてください。

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