こんにちわ、新庭(@araniwakon)です。
今回は【どうやったら小説家になれるのか】という話です。
小説を書いてる人はみんな小説家、と言えるでしょう。物語を紡ぐ方は、すべて小説家と言えると思います。
ですがここでは「物語を創作し、小説として発表し、収入を得ていること」と定義させていただきます。
<収入を得る>というところがポイントです。
好きな小説を書いて、それでお金をもらえるだなんて、なんて素晴らしいことでしょうか。
では、どうやったら、小説を書いてお金をもらうことができるでしょうか。
例えば、下記のような方法があるかと思います。
- 本を出版し、印税をもらう
- 雑誌に小説を掲載し、原稿料をもらう
- 賞に応募し、受賞して賞金をもらう
- 小説家としてインタビューを受けたり、講演して出演料などをもらう
これらの他にも、最近だとKindleにて電子書籍を出版したりする方がいたり、出版社を通じて自費出版したり、同人誌即売会で本を売る方もいらっしゃるかと思います。様々なビジネスモデルがあるのかなと思います。
ですが、一般的に、小説を出版するには、最近だとこれら2パターンなのかなと私は考えます。
①新人賞を受賞する
②WEB小説サイトで連載し、人気が出た結果、出版社から声をかけられる
異論はある方がいらっしゃるかもしれませんが、私としては、このツートップであるのではないかと。
①新人賞を受賞する
①の新人賞を受賞する、という話について。
世の中には、多くの新人賞があります。
ライトノベルでしたら、
- 電撃大賞
- MF文庫Jライトノベル新人賞
- 小学館ライトノベル大賞
- 集英社ライトノベル大賞
- 講談社ラノベ文庫新人賞
- GA文庫大賞
- オーバーラップ文庫大賞
- スニーカー大賞
などなど。
ミステリー系の賞でしたら、
- 江戸川乱歩賞
- 横溝正史ミステリ&ホラー大賞
- アガサ・クリスティー賞
- ばらのまち福山ミステリー文学賞
- 日本ミステリー文学大賞新人賞
- メフィスト賞
などなど。
新人賞を受賞すれば、出版確約だったり、賞金がもらえたりします。有名なレーベルから本を出せますので、みんながこぞって応募作を書いて、投稿しています。特に電撃大賞になると、小説の応募総数は、今年の第二十六回だと4,607作品であることが公表されています。これはライトノベルの新人賞ではトップになり、電撃大賞に憧れる人がとても多いことがわかります。
というわけで、こういった新人賞を受賞し、出版社と繋がりを持ち、出版するというのが、新人賞ルートになるかと思います。なお、受賞しなくても、編集者が「この人、良いね!」と思ったら声をかけてもらえるという【拾い上げ】がある場合もあります。この【拾い上げ】でベストセラー作家になった方もいらっしゃいます。
私個人としては、受賞している方がいいと思います。ハクがつきますし、売りやすいという話を聞いたこともあります。私には小説の先生がいるのですが、その方も、受賞している方が当然良いとおっしゃられていました。やはり「○○○賞大賞」だったりして売り出される方が、作者としても気分がいいのではないでしょうか。もちろん、受賞していなくても、売れている作品はありますので、一概にそれが正しいとは言えません。ちなみに、私の先生は受賞していませんが、超有名な作家様です。
そういうわけで、新人賞を狙うというのが、作家への基本的なルートだと私は考えます。
② WEB小説サイトで連載し、人気が出た結果、出版社から声をかけられる
「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」といった、誰でも小説を投稿することができるサイトがあります。
これらサイトに、自作の小説を連載形式で投稿し、人気が出れば、出版社から声がかかることがあります。
投稿作は、連載形式が多いため、それを本にするために手直しをする、といった流れが多いようです。私自身はWEB小説での連載経験がありませんので、詳しく説明することができないのですが、このところ、WEB小説サイトでの出版作品は、売り上げが非常に高く、出版作品もどんどん増えてきています。
ネットで人気が出れば出版できるということで、投稿者はうなぎ登りに増えています。「小説家になろう」の現在の投稿数は、679,325作品とありました。この数から、人気を得るのは、なかなか難しいかもしれません。
他にも小説家になる方法はあるかもしれませんが、私としては、今の主流はこの2パターンだと思っています。
どちらが良いかどうかは難しいところです。どちらも良いところがあるかと思います。
ただ、私個人としては、新人賞を受賞したことがありますので、新人賞派になるのかなと思います。
みなさんも、本を出したいという気持ちがあるかと思いますので、いずれかの方法で、小説を出版できるように、頑張ってください。……私も頑張りますので。
コメント