![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/97837e2a043e23dc98fdb974b434f069-1-e1575466697165.png)
こんにちわ、新庭(@araniwakon)です
今日はデイヴィッド・ゴードン作の「二流小説家」を読んだ感想です。
この作品、 発売された 2011年の当時は、かなりの話題作となりました。
というのも「このミステリーがすごい!(宝島社)」、「ミステリが読みたい! (早川書房)」、「週刊文春ミステリーベスト10(文藝春秋)」ですべて1位になったからです。
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/a39a2368056aac9f9d6f296218857969-e1575466740386.png)
買ったのはいいけど、積んでました……
けれど、そろそろ読んでみよと思いたち、一気に読破しました。
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/97837e2a043e23dc98fdb974b434f069-1-e1575466697165.png)
まずは、あらすじを読んでみましょう
ハリーは冴えない中年作家。シリーズ物のミステリ、SF、ヴァンパイア小説の執筆で何とか食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末。だがそんなハリーに大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうのだが……
デイヴィッド・ゴードン「二流小説家」 翻訳・青木千鶴 早川書房
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/97837e2a043e23dc98fdb974b434f069-1-e1575466697165.png)
作家である主人公が、殺人鬼に会って、その話を本にしようとする……そんな物語です
ですが、もちろんそれだけではありません。
どのように話が進むのかわからないまま、途中から殺人事件に巻き込まれていきます。
二転三転するラストは、読者を落ち着かせてくれません。
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/a39a2368056aac9f9d6f296218857969-e1575466740386.png)
文章量は多く、読み終わるまで10時間くらいかかりました
感想ですが、かなり面白かったです。
なかなかしっかりしたエンターテインメントというところでしょうか。
主人公がポルノ雑誌に寄稿していたというところから、殺人鬼からエロ小説を書くことを頼まれたり、セクサロイドが出てきたり、ストリップだとか、そういう雰囲気が結構続きます。
あと、殺人自体が結構グロいので、エログロといった印象でしょうか。
文章量が多くて、途中中だるみする部分も出てきましたが、ラストはどうなってしまうのかと一気読みしてしまいました。
ラストが二転三転しますので、どんでん返しを期待しているのでしたら、読んでいいと思います。
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/46de90b63e55e1ce16b650a3c18cae0f-e1575466712727.png)
私が感じた見所はこちらです
![新庭紺](https://syatikunovel.com/wp-content/uploads/2019/12/97837e2a043e23dc98fdb974b434f069-1-e1575466697165.png)
こういう方におすすめします
- 面白い海外ミステリを読みたい人
- どんでん返しを読みたい人
- とりあえず有名な話題作を読んでおきたい人
【個人的な好み度】
★★★★☆
コメント