こんにちわ、新庭(@araniwakon)です。
今日は「dele」が面白すぎという話をします。
ものすごく面白すぎて、語彙が小学生みたいになるくらい面白いです。面白い以外言いたくない。最近見たドラマで一番面白かったです。
「dele」知ってますか? ディーリー。
テレビ朝日系列で、2018年に連続ドラマが放送されていたようですが、2019年になってからようやく私は見たのですが、知ってる人からすれば「遅っ」って感じですよね。私は最近知ったばかりだったのです、すいません。
事の発端ですが、最近の私、何気なしにAmazon プライム・ビデオを見てるんですよ。
部屋でパソコンの前に座りながら、サブモニターで適当にドラマ・アニメ・バラエティ垂れ流しにしてたんです。でも、なんだか物足りなかったんですよね。
「なんか面白いドラマないかなあ。こう、めちゃくちゃはまれるようなやつ」
そんな私の目に飛び込んできたのが「dele」でした。飛び込んできたというか、目玉にコークスクリューパンチしてきたようなぐらいの衝撃。
そう、それが「dele」。
山田孝之&菅田将暉という二人のシリアス顔が、私の目玉を握りつぶしました。
どういうドラマなのかな~、とスタッフリストを見てみました。
「山田孝之と菅田将暉っていう組み合わせ、なかなか面白いですね……原案・脚本が本多孝好! これは見るしかない!」
という感じで、私は「dele」を一気に見てしまいました。
この記事は、ただただ「dele」がめちゃくちゃ面白いと思った私が「dele」についての魅力を書き殴るだけの文章です。
みんなも今すぐ「dele」を見て、私と同じ気持ちになったらいいんじゃないかな。
dele(ディーリー)は一言でこんな話
「dele」はどんな話か?
それを一言で書くとしたら、こうなるでしょう。
「死者の残したデータ。そこに隠された真実を、イケメン二人が反発し合いながら追い求める」
もしくは、こうかもしれません。
「ツンツンな山田孝之が、純粋な菅田将暉に影響されて、デレデレしていく」
ほんとにそういう話。
物語自体、すごく面白いんですが、見所はやっぱり主人公二人の関係性でしょう。
最初はツンツンしてたけど、一緒にいる時間が増えるほど、影響されていくとか、話数を重ねて見れば見るほど面白いですよ。
まあ、それだけじゃ伝わらないので、もっと細かいあらすじも書いておきます。
dele(ディーリー)の簡単なあらすじ
「死後、パソコンやスマホに残されたデータを削除することを請け負う会社【dele.LIFE】。依頼人が一定時間、パソコンやスマホを操作しないと、所長坂上圭司( 山田孝之 )のパソコンに信号が飛び、データを消去するという契約を結んでいる。
ひょんなことからバイトとして雇われた真柴祐太郎( 菅田将暉 )は、依頼人が本当に死亡したか確認するのが仕事だ。しかし、死亡確認に至る過程で、思わぬ事件や事実が明るみに出てくる。
なぜ依頼人が死んだのか。残されたデータに何が隠されているのか。
坂上は契約上、データを問答無用で消去しようとする。しかし、真柴はそれに反発し、残された遺族のため、死者の想いを伝えることを望み、消されるはずだったデータを元に、真実を追い求める」
という感じでしょうか。
死者の残したデータ。それが鍵となって、物語が進んでいきます。
死人に口なし。本人から真実を語ってもらうことはできません。
だからこそ、そんな死者が残したデータに価値があるのではないでしょうか。
死者は、消して欲しかった。
坂上は、仕事ですから、その依頼人の意向をくんでデータを消そうとします。
しかし、真柴はそれにストップをかけます。本当に消していいのか。何か大事なことが隠されているんじゃないのか。そう疑問に思い、データから真実を探そうとします。
坂上と真柴は、お互いに反発しますが、結局は坂上が折れ、協力することになります。
そのデータは、消さなければならなかったのか。依頼人は何を考えていたのか。残された人たちのために、本当に消した方がいいのか。そんな様々な葛藤が入り交じった傑作。
イケメン二人が真実を追い求める――それが「dele」。
dele(ディーリー)をオススメする3つの理由
私が「dele」を見ていて「こりゃ他の人にもオススメせんと!」と思ったものですが、どこに魅力があるのかと考えてみました。
3つありました。
ダブル主人公が超絶魅力的
山田孝之が演じる坂上圭司はツンデレです。仏頂面で、基本的笑うことはなく、終始ツンツンしています。仕事に対しても真面目で、忠実に任務を遂行しようとします。車椅子に乗っていますし、車椅子に座った状態で敵をぶちのめしたり、美人の元カノが出たりします。しかし、そのあたりは深く触れられません。過去に何かしらあったことをにおわせてくるだけです。
ミステリアス坂上。とてつもなくクールで、男らしいと思うことでしょう。
しかし、その坂上にも、時折コミカルなシーンが出てきます。お気に入りの音楽を聴いて一人の世界に入ったり、憧れのバンドメンバーに会ったらテンションが上がるミーハーだったり。
また、終始ツンツンしているのですが、相方の真柴がピンチの時には力を貸したりして、デレを見せてきます。そのギャップが、たまりません。
彼を見ていると、必ずニヤけるに違いありませんよ。
菅田将暉が演じる真柴祐太郎は、純粋な好青年です。 世のため人のためにと行動する基本原理があります。他人の心をとても重視する性格で、子供や大人相手の心にもすんなりと入り込んでいきます。ただ、結構ウソついたり悪いことしたりしてるんですが、純粋であるので、憎めないといったところでしょうか。純粋な悪って、まるでベジータですね。でも、めちゃくちゃ良い青年です。
身体能力は非常に高く、坂上の手足となって、真実を追い求めます。
そんな彼も、過去にあった事件で、心の闇を抱えているのです。それは物語終盤で明らかになります。
「dele」は、このように魅力的なダブル主人公で物語が進んでいきます。
この二人の絡みを見るのが、大好きになること間違いありません。
謎がものすごく魅力的
この物語の肝心な部分は「死者の残したデータと、そこに隠された謎」です。
イケメンがいちゃいちゃするドラマかのように紹介してきましたが、れっきとしたミステリです。
原案・脚本はあの本多孝好先生です。
私が大学生の頃、適当な本屋で「おもしろい本ないかな~」と思いつつ手に取ったのが、本多孝好先生のMISSINGでした。
このMISSINGですが、本の裏に書かれてあった【第16回小説推理新人賞受賞作「眠りの海」】という言葉に惹かれ「へえ~、受賞作なんだ。短編集か。読もうかな」と思って、何気なしに買いました。
大正解でしたね。私がミステリの短編小説を読んだのは、この短編集が初めてでした。
その流れでMOMENTも買ったのですが、こちらも傑作です。
病院で末期患者の願いを叶えようとする主人公の話です。これも短編集なので、さくっと読めます。おすすめですよ。
とまあ、そんな感じで本多孝好ファンの私ですが、まさか「dele」の原案・脚本だとは。
さすがに尊敬するミステリ作家が作ってるだけあって、謎はとても安定して面白いです。
安心して見てみてください。謎が謎を呼ぶ展開は、手に汗を握るはずです。
どんでん返しで殴られる
細かいことは書きませんが、みなさんも殴られてください。
謎が解決したと思ったら、ラストで殴られます。
これに関して説明したらネタバレになりますから、本編を見てもらうしかないです。
見る度に「マジかよ」と思わされるに違いありません。
しっかり落とすところは落とされます。そして、着地しようと思ったらちょっとだけ浮き上がって、尻餅ついてから殴られる。そんな感じです。
言っててよくわからんくなってきましたが、とりあえず殴られに行ってみてください。
快感ですよ。
まとめ
はい、そういうわけで「dele」を普及したいと思って、全力でブログに書いてしまいました。
どうでしたでしょうか。少しは魅力が伝わったでしょうか。
そんな「dele」ですが、全八話でして、さくっと見れると思います。
むしろ、物足りなくなるに違いないです。もっと他の話を見たくなります。
続編、作ってくれませんかね……。
というわけで、みなさんも、私に騙されたと思って「dele」をぜひ、見ましょう!
ちなみに、Amazonプライムの会員の方でしたら、dele(全八話)を見放題です。
もし、まだ会員になってない方でしたら、一ヶ月は無料ですので、Amazonプライム会員になって、「dele」を見てはいかがでしょうか。
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ちなみに、小説も三巻まで発売されているので、紹介しておきますね。
それでは、みんなで「dele」沼にはまりましょう。
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